治療内容

植物療法(ハーブ薬草療法)

植物療法 (ハーブ・薬草療法)


この療法は、主に動物用の薬草チンキを用いて治療します。当院で用いているハーブチンキの例をあげます。どれも非常に効果が高いのですが、味に難点があるのがデメリットです。
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これは抗てんかん作用のあるチンキですが、かなり効果が高いです。そして、動物に負担がほとんどありません。個人的な感想だと臭化物やフェノバールよりも効果があり、肝臓などの臓器への負担は全くみられません。
また、てんかんとアレルギーには、相関関係があることが知られています。アレルギー対策も加味することで、難治性の癲癇の大半を抑えることが可能です。

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癌摘出ハーブ軟膏:当院では、主に皮膚にできた腫瘍を除去するために使用しています。この軟膏を腫瘍に塗布すると、腫瘍が段々体から分離します。腫瘍周辺の見た目正常な組織内に分散している癌細胞も死滅するため、再発予防になります。
このことは、腫瘍が分離した後に急速に治癒促進することに繋がります。注射薬と飲み薬もあり、腫瘍の深さや転移によっては併用することもあります。製造元に示さている適応症としては、皮膚腫瘍、膀胱内腫瘍及び前立腺腫瘍、骨肉腫、リンパ肉腫、口腔内腫瘍、
メラノーマ、肥満細胞腫、線維肉腫、乳腺腫瘍などがあります。一般西洋医学及び自然療法を含め、この製剤ほど抗がん作用が強力なものは存在しないかもしれません。メリットとしては、骨髄抑制や脱毛など抗がん剤に見られる副作用はありませんが、癌が根こそぎ死滅するために腫瘍溶解症候群に十分注意することと癌が無くなることで大きな欠損部が出来る点を考慮する必要があります。十分な経験を持つ獣医師によって使用されるべきです。また、この製剤は、酸が大変強いために軟膏を舐めたり、経口投与の場合は胃腸障害が強く出ることもあるのでこの点についても十分な対策が必要です。

当院で行った口腔内腫瘍の症例です。
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Neoplasene処置前の写真です。

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Neoplasene処置後5時間経過した写真です。腫瘍が完全に変化しています。

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Neoplasene処置後16時間経過して、腫瘍が完全に分離しました。

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Neoplasene処置後17時間経過した写真です。幸い、腫瘍細胞が深く浸潤していなかったので欠損部はほぼ無く、すでに治癒に向かい始めています。

その他には、以下のハーブを主に使用しています。

Burdock::抗菌、抗腫瘍、抗ウイルス作用を持ち、また解熱作用もあります。

Milk thisle:これは有名なハーブで、肝炎や肝硬変などに効果があります。

Lemon Balm: 軽度の鎮静および鎮痛作用があります。

Juniper:血糖低下作用、インスリン分泌促進などがあり、糖尿病に効果があります。

Lycopus+Melissa:猫の甲状腺機能亢進症に効果があります。

Grindelia: 呼吸器感染症に有効です。

Valerian: 分離不安、輸送によるストレス、雷恐怖症に効果があります。

Chamomile: 抗けいれん、鎮静作用、抗炎症作用があり、消化器疾患にとくに有効です。
         ミルクシスルと併用します。

Passion flower: 心不整脈、高血圧、不安解除などの作用があります。

などなど。

その他も含めて、全部で30種類を病状に合わせて使い分けています。